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磨崖仏(まがいぶつ)

前日(2/17)の朝、西根地区はパウダースノーの雪が降り積もりました。
日中は日差しで溶けてしまいましたが、日陰はまだ雪が積もっているので注意してください。

西根地区の第4行政区に「磨崖仏」があるので、出かけて来ました。
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案内板は見えなくなっていたので、以前訪れた時の記録から記載します。
   磨崖仏について
この磨崖仏は線彫で、像の高さ1メートルの地蔵菩薩像です。剃髪で白毫をつけ、合掌しているお姿です。頭光背は輪形で蓮弁の台座に立っておられます。
また岩肌には、享保十二(約三百年前)丁未 季黄梅日 願主了愚 と三行の刻字があります。
土地の人たちは、地蔵尊が北を向いていることから北向地蔵と呼び、また琵琶地蔵とも呼んでいます。琵琶地蔵については、享保年間この近くに一人の法師が庵を結んで修行し、また琵琶を弾じていたと言い伝えられています。この琵琶法師と願主の了愚が同一人物であるという確証はありませんが、琵琶法師の住んでいた時期と、磨崖仏の制作された時期が同じであることから、願主の了愚と琵琶法師は、同一人物であろうと推測出来ます。
磨崖仏の下の小さな祠に、地蔵尊が祀られていますが、この地蔵尊は琵琶法師の庵の近くにあったものを、移したものだということです。以前この辺りは、馬一頭がようやく通れる位狭い山道の上、一方は沢で通行の難所で往時の人々はこの地蔵尊に、通行の無事を祈願して歩いたと言われています。
                                      平成十四年一月 西根観光協賛会
磨崖仏(まがいぶつ)_f0228007_1333335.jpg


by kozo-hotarunosato | 2012-02-18 13:04 | ホタルの里案内


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